ごあいさつ
                                        平成30年10月
                            社団法人 高知県臨床検査技師会
会長 山中 茂雄
 このたび、平成30年度定時総会におきまして、代表理事にご承認いいただき、第13代目の高知県臨床検査技師会会長職を務めることになりました山中茂雄(高知大学医学部附属病院)でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 当会は、昭和27年6月に高知県衛生検査技術者会として、会員44人(検査技術者は24人)で発足し、昭和52年3月高知県臨床衛生検査技師会と名称変更、昭和62年9月に社団法人の認可を得た後、平成17年6月には「臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律」の改正に伴い、高知県臨床検査技師会と改称しました。平成20年度より「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」の施行に伴い、平成24年4月に一般社団法人高知県臨床検査技師会(高臨技)へと移行しています。会員数は年々増加傾向にあり、676人(平成30年10月現在)で、都道府県技師会の中でも人口10万人当たりで最も大きな技師会として、県民の健康増進と公衆衛生向上を目指し、様々な活動や提言を行っています。

 また、平成29年に医療法の一部改正が施行されたことを受けて、一般社団法人日本臨床衛生検査技師会(日臨技)においては、「新たな品質保証体制への進化と実現」をテーマとして取り組んでいます。その背景には、ゲノム情報を用いた医療等の実用化検体採取・取扱いに十分な精度の確保が必要と判断されたからです。日臨技では、これまでも多くの業務拡大が図られ、平成27年4月から臨床検査技師が診療の補助として採血に加え、検体採取が追加され、同時に『臨床検査技師等に関する法律施行規則』の一部改正により、臨床検査技師の業務である生理学的検査に嗅覚検査および味覚検査が追加されました。これは、検体の採取から検査の実施までをスムーズに行い、より精度の高い検査結果を出すことが目的です。

 さらに、最近では臨床検査技師の病棟業務も注目されています。これはベッドサイドでの検体採取や検査の説明など、これまでは看護師に任せていた業務を臨床検査技師が行うというものです。このように、チーム医療の考えが進む中、今後はこのような業務も増えていくことが予想されます。病院検査室においても精度の高い検査データを客観的に保証する仕組みの構築が求められています。

 新役員一同、高臨技の目的が達成できるよう、今後も県民はもとより中小規模施設に勤務する臨床検査技師の皆さんへ有益な情報を伝えるとともに、新人技師育成や中堅・管理者技師育成に尽力して参りたいと思います。また、高知県健康福祉部や高知県医師会をはじめとする医療関連他団体はもちろん、臨床検査技師養成校や賛助会員、関係団体の皆様とも密に連携を図り、産官学の協力を得ながら、より一層に邁進していきたいと思っております。引き続きご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。