概要・組織

社団法人 高知県臨床検査技師会
沿 革
Ⅰ.組織の変遷
 1.組織の成り立ち
 (社)高知県臨床検査技師会は昭和27年6月7日,衛生検査技術者会高知県支部として会長に医師の紫藤貞一郎氏を迎え,会員44名(検査技術者は24名)で設立されました。7月に日本衛生検査技術者会結成大会が名古屋で開催され全国組織が誕生したため,9月に全国組織に加入し高知県支部として発足しました。

 2.名称の変遷と会員数
 昭和27年6月 高知県衛生検査技術者会発足会員数   技術者24名
 昭和27年9月 日本衛生検査技術者会高知県支部 
 昭和29年5月 日本衛生検査協会高知県支部        会員数28名
 昭和36年6月 日本衛生検査技師会高知県支部       会員数67名 
 昭和38年5月 高知県衛生検査技師会             会員数67名
 昭和47年3月 高知県臨床検査技師会             会員数175名
 昭和52年3月 高知県臨床衛生検査技師会          会員数286名
 昭和62年9月 (社)高知県臨床衛生検査技師会        会員数461名
 平成17年6月 (社)高知県臨床検査技師会           会員数578名

 3.法人化について
 (社)高知県技師会は昭和62年に多くの会員の協力によって,長年の懸案であった法人化取得を行いました。このことによって社会的に認知された団体として名実ともに社会的に大きく発展する契機となりました。

Ⅱ.組織の活動
 昭和38年,高知県衛生検査技師会となり第1回総会が開催されました。この年高知県技師会で初めて技師の会長(第3代会長岩川孝憲氏)が選出されました。
 昭和46年第1回臨床検査技師国家試験が実施され,第4回中四国衛生検査学会を600名参加で開催しました。その後中四国学会は第13回,第22回,第31回と3回担当しましたが,第31回中四国学会は"98豪雨"の翌日で高知市内の大半が水没し、国道や鉄道が通行止めの状態での開催となりました。しかし高知県技師会員の一致団結した力と,中四国地区のご協力で1200名の参加を得て大成功を収めた学会でした。また46年から会員相互の親睦や研究成果の発表の場として,そして技師会活動の記録のため会報誌「こうち」の定期刊行物としての発行を始めました。
 昭和53年,高知県臨床衛生検査技師会25周年記念事業「臨床検査展」を開催しました。6日間で入場者数は8500名となり大盛況でした。
 昭和57年より高知県臨床衛生検査学会を開始しました。基礎講座や教育講演,一般演題を取り入れ会員にとっては学会発表の登竜門となっています。
 昭和62年,高知県臨床衛生検査技師会が法人化となり,法人化記念と技師会35周年記念事業を開催しました。
 平成4年より新年特別講演会と新年会を開始しました。記念すべき第一回は320名の参加を得て盛大に行いました。この講演会は毎年話題となっている演題や,基礎的な話,臨床を取り入れた話などを聞くことが出来,会員にとっては大変有意義な講演会となっています。この年は日臨技の指導のもと生涯教育研修委員会の組織も立ち上がり,月間の勉強会のお知らせや履修点数の登録など,会員の生涯教育履修のサポートも始まりました。
 平成12年,健康福祉事業部を立ち上げました。定款第3条に則り,地域医療及び公衆衛生の向上をはかるのを目的に,地方自治体や各種団体と連携を強め地域・社会への貢献と臨床検査技師という職種アピールを兼ねて活動しています。自治体の行う健康まつりと歩調を併せての公益事業取り組みの始めでした。またこの年には精度管理委員会を立ち上げ,それまで研修会と限られた施設のみで行っていた精度管理事業を,自冶体や多くの会員の協力で高臨技全体の取り組みとして行うようになりました。このことにより他県に比べ遅れていた施設間差是正の動きが高知県でも始まりました。また「結果回収から2週間で速報を出す」などの地方ならではの特徴も取り入れて行うようにしました。


一 般 経 過

Ⅲ.事務局・渉外活動
 1.総務(事務局)活動
 事務局を中心に平成14年,高臨技創立50周年記念講演と祝賀会を国会議員の参加も得て盛大に行いました(式典参加265名)。平成16年,公的病院の持ち回りであった技師会事務所を,高知学園短期大学の一室に構え,同時に煩雑になる事務局の仕事を処理するため,事務職員を配置しました。事務局は定款変更や,法務局への法人登記申請,高知県への事業報告や公益法人への移行準備の他,技師会活動が円滑に行えるように毎月の定期発送や理事会の準備を始め,さまざまな事務処理をこなしています。また平成22年から高知市保健所の合同庁舎内への事務所移転に向けて準備中です。

 2.渉外活動
 渉外部は資格取得活動,談話会活動,検査技師会のアピールを兼ねた郡部での活動,法改正運動の会員拡大の取り組み,また会員相互の親睦を図るためのレクリエーション活動にも取り組んでいます。平成18年度は渉外部の活動に,技師以外の方も含め延べ1060名の参加がありました。職域拡大では糖尿病療養指導士の研修会や健康食品管理士研修会を行い,健康食品管理士は100名余の会員が合格者しました。郡部での活動は輸血研修会を2回取り組み,134名の参加がありました。どちらの研修会も医師や看護師,事務職の方の参加もあり職種のアピールも出来た研修会となりました。平成19年度も診療報酬改定の勉強会や職域拡大の勉強会を取り組みながら,ボーリング大会,ビアパーティなどの会員の親睦,交流活動も取り組みました。

Ⅳ.学術活動
 1.各研究班・生涯教育委員会活動
 日臨技の部門制を平成16年度より取り入れ,6部門の下に12研究班をおいての活動をしています。平成18年度は研究班主催の特徴を活かした勉強会が57回開催され,延べ862名の参加がありました。生涯教育研修委員会は初任者研修会(105名参加)新年特別講演会(156名参加),高知県学会(156名参加)を行いました。特に初任者研修会では「臓器を知ろう」シリーズで心臓を取り上げ,その解剖から化学データ,心電図の読み方,心エコーのとり方までを行い大変好評でした。幡多地域での勉強会も6回開催され延べ622名の参加がありました。高臨技では平成16年より高知学園短期大学の学生を対象に,臨地実習の前に研修会を開催しています。19年も3回(チーム医療,微生物,血液)研修会を行いました。学生3名に一人の指導技師がついての研修会は,現場の技師から直接色々な話が聞けると学生からは大変好評です。各研究班は平成19年度の活動でも50回以上の勉強会を開催しました。生涯教育研修委員会も昨年同様,県学会や新年講演会,初任者研修(19年は肝臓)の3回研修会行いました。学生を対象にした研修会,幡多地域での勉強会も同様に6回行いました。                             

 2.第40回中国四国医学検査学会の取り組み
 第40回中国四国医学検査学会を,平成19年10月27日,28日高知市のカルポ-トを中心に開催しました。「臨床検査技師」-問われる今・求められる質-をテーマに取り組んだ学会は,中四国各県の協力を得て学会始まって以来の173題の演題数を集め,参加者も1300余名 と"記憶と記録"に残る学会となりました。高臨技が一体となって学会内容の討議や,宣伝活動,演題集め,また施設周りをした成果が実を結んだすばらしい学会でした。

Ⅴ.公益目的活動
 1.健康福祉事業部活動
 健康福祉事業部は,毎年春に各市町村宛に"健康まつりなどのイベントお手伝い"チラシを配布し,市町村からの申し込みでその年の活動計画を立てます。平成19年度は市町村の健康まつりや,老人クラブ,社会福祉協議会のイベンドなどの7件の事業に取り組み,82名のスタッフで1097名の方の検診を行いました。平成20年度も引き続きこの事業の充実を計っていきます。

 2.精度保証事業部活動(精度管理委員会・データ標準化委員会)
 平成19年度より日臨技のデータ標準化事業が立ち上がり、高臨技でもこの取り組みに着手しました。そのため,平成20年度より精度保証事業部を立ち上げ精度管理委員会とデータ標準化委員会合同でデータの精度保証を行うようにしました。精度管理調査は高知県,高知県医師会の協力のもと,平成19年度は119施設の参加でのサーベイとなり,一般検査,臨床化学検査,A1c,血液検査(フォトを含む),生理検査(心電図,エコー検査判読)の内容で行いました。平成20年度からは特定健診も始まり,精度保証事業部としてサーベイ項目の充実と参加施設の拡大を呼びかけながら,日臨技のデータ標準化事業と歩調を合せ施設間差是正に取り組んで行きます。

 事務局連絡先
 〒780-0850
  高知市丸ノ内1丁目7-45 
 
  高知県臨床検査技師会
  E-mail:kochiamt@dune.ocn.ne.jp


 

  組織・機構   

    高知県臨床検査技師会組織体制

  定款

     
社団法人高知県臨床検査技師会 定款
        01諸規定  02定款   03個人情報保護方針
        04情報システム管理規定   05保護管理規定










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